亡くなったらすぐにすべき手続き(市町村役場編①)
お知らせ弁護士堀内のブログ2022.0627
父母・祖父母が亡くなられたら、すぐに何をしたらいいのか分からない。どこへ行ったらいいのかも分からない。
そういうご相談をよく受けます。
いろいろしないといけないことがあるということは分かるけれども、頭の中が真っ白。よくあります。
そういうときのご参考になればと思い、何回かに分けてご説明したいと思います。
まずは、市町村役場へ行ってすべき手続きについてです。
ずらっと挙げると、次のようなものです。
1 死亡届を出す。
2 年金を変更する。
3 健康保険証を返却する。
4 医療費控除の還付請求をする。
5 高額療養費の還付請求をする。
まず1ですが、これは診断書とともに市町村役場へ提出します。診断書は医師が出してくれます。
次に2ですが、年金をもらっている方が亡くなった場合には、亡くなったことを市町村役場の年金課に必ず伝えてください。亡くなった方には年金をもらう資格がないので、亡くなった後も年金が支給されてしまうと詐欺だと言われかねないからです。もちろん、条件が整っていれば、遺族年金に切り替わることも可能ですので、その点は市町村役場の年金課で聞いてみてください。
3については、意外に忘れるので注意してください。亡くなった方は健康保険を使わないので、健康保険証を市町村役場の保険課に返却して下さい。その際、4と5についても聞いてみてください。該当する方なら説明してもらえると思います。
以上、市町村役場ですることだけでも結構手間です。これだけでも半日ぐらいかかってしまうことがザラにあります。忘れずに行ってください。