タイムチャージで顧問契約のご案内 (スタートアップ企業限定)
お知らせ弁護士堀内のブログ2025.0413
タイムチャージとは、1時間あたりの費用を設定し、「1時間あたりの費用×時間数」にて報酬額を 定める方法です。 欧米では弁護士の顧問料はタイムチャージで計算されることが多いですが、日本ではあまり使われて いません。 理由はいろいろあると思いますが、私個人的には、一番の理由は「タイムチャージの方が顧問料が 高くなってしまう傾向があり顧問契約を敬遠される一因になる一方、月額固定の方が弁護士にとっ て都合が良く、月額固定にするのがウィンウィンだから」だと思います。 経験的には、一定の業務を継続的にする場合、月額固定よりもタイムチャージの方が高くなります。 つまり月額固定の方が企業様にとっては安上がりということになります。 そう思って、できる限り企業様のニーズに応えるよう、私は今までタイムチャージを敬遠してきま した。 ところが最近、必ずしもそうでないことが分かりました。 というのは、とある会社経営者の方から、「スタートアップの会社にとっては、顧問契約が固定費と して乗っかかってくるのは負担が大きいので、必要な時だけ必要な時間だけ使える方がいい」と いうお話を頂いたからです。 なるほど。確かに。タイムチャージであれば月額固定額ではないので、使わなければ費用はかかり ません。 ちなみに私の場合、契約書チェックだと、A4判で5枚程度であれば簡単なレポート込みで30分から 1時間程度です。 タイムチャージを1時間あたり10,000円とすると、5,000円から10,000円ぐらい。 あとはメールでいろいろ質問しても、1か月でかかる私の時間は1時間もかからないでしょうから、 最初の1か月か2か月だけ月20,000円から30,000円ぐらい使ったら、それ以降は、ちょっとした 質問をたまにする程度であれば、月5,000円にもならない。 私は現在51歳(今年52歳)なんですが、年のせいか、そろそろ自分を社会に生かしたいと思って いたところにこういうお話を頂いて、若い方(若くない方も)が新しく起業しようとされるのを応援 するのはアリだと思うに至りました。 経験上、スタートアップの段階で、契約のノウハウや契約書の見方を知り、ガバナンスやコンプライア ンスの構築の仕方を会得し、営業担当者が知っておくべき法的知識などを習得しておくのが、会社が 安定的に業績拡大させるのに必要不可欠だと思っています。 そうでないと、会社経営がどこかでほころびが出ます。法的知識がない、特に、「法的に踏み込んでは ならないことが何なのかを知らない」また「違法ではないが、会社にとって踏み込んではならない契約 内容はどこなのかを知らない」というのは会社に打撃を与えることになるからです。 会社にとって最も重要なのは「会社の経営を持続すること」です。スタートアップの段階で会社経営の 準備をしておかないと、「会社は拡大していったが、踏み込んではならない契約を結んでしまった」と いうようなことがあれば、会社の財務状況にダメージを与えてしまい、結局会社の経営を持続できなく なる、といったことになりかねません。 知るのは早い方がいい。 それで、起業1年程度までの企業様を対象に、タイムチャージでの顧問契約を行おうと決めた次第です。 もし「あ、わが社のことだ」とか「そうそう。これを悩んでいたの」という方があればご連絡頂ければ と思います。 一緒にお話ししたいと思います(メールも可です)。